こういった要望に答えます。
「毎年のように何か目標設定するけど、結局全然達成できずに終わる。。」
なんてことありませんか?
この記事で紹介する3つの方法は、目標の達成率を劇的に高めてくれます。
なぜなら、これらは全て科学的に基づいた方法だからです。
今回は、その目標設定のフレームワークを厳選して、3つ紹介していきます。
本記事の内容
目標設定のフレームワーク1 MACの法則
目標設定のフレームワーク2 OKR
目標設定のフレームワーク3 KPIツリー
本記事を読むことで、「また、立てた目標が上手くいかなかった、、」と言う悩みがなくなり、達成したい目標を達成できるようになります。
ぜひ参考にしてみてください。
目標設定のフレームワーク1 MACの法則
まず、一つ目のフレームワークはMACの法則です。
これは、英単語の頭文字を取って付けられた名前です。
その3つの単語とは、次の通り。
- Measurable 測定可能である
- Actionable 行動可能である
- Competent 価値観に合っている
それぞれの意味を説明していきます。
Measurable 測定可能である
これは、「測定可能」という意味です。
つまり、目標は数値などを入れて実際に測定可能にする必要があるという意味です。
例えば、「TOEICで900点を取る」といった感じです。
こうすることで、目標までの進捗を明確にすることができるので、モチベーションを維持しやすくなります。
なので、結果として目標の達成率が高まります。
Actionable 行動可能である
次にActionableですが、これは「実行可能」という意味です。
つまり、目標達成のために何をするかが具体的になっていなければならないという事です。
例えば、「成功者になる」といった目標は、何をすれば良いのか?そもそも成功者とは何か?などがわからず行動ができないので、Actionableな目標ではないということになります。
行動可能な目標を設定すると、具体的に何をやれば良いかが明確になるので、やるべきことに集中することができます。
なので、目標達成のために「何を」「いつやるか」ということは決めておいた方が良いです。
Competent 価値観に合っている
最後にCompetenceですが、これは「的確かどうか」という意味です。
つまりは、「価値観にあっている」という意味になります。
目標の達成率を上げたいのであれば、達成したい目標が自分の価値観に合っている必要があるのです。
例えば、英語なんて大事だと思っていない人が、「TOEICで900点を取る」という目標を立てても成功率は低くなるということです。
そして、これら3つの条件を満たした目標が、MACの法則に基づいた目標ということになります。
これらを意識することで、目標の達成率をかなり上げることができます。
ぜひ、試してみてください。
目標設定のフレームワーク2 OKR
このフレームワークは、GoogleやFacebookをはじめとした、シリコンバレーの大企業が積極的に取り入れていることから注目を集めている手法です。
そして、このOKRとはObjectives and Key Results(目標と主要な結果)の略です。
その具体的なステップは以下の通り。
- ある目標(Objectives)を立てる
- その成果の指標(Key Results)を設定する
- それらを適切に管理する
数々の研究により、目標を定めて取り組むと、パフォーマンスが改善できることが明らかとなっています。
さらに、目標の難易度がある程度高い目標を設定したほうが、達成に向けてやる気が向上するということも分かっています。
そして、その高い目標を設定し、やる気を高めるための手法がこのOKRなのです。
では、具体的に「Objectives」と「Key Results」はどう設定すれば良いのかを解説していきます。
Objectives 目標
目標を設定する時は、次3つのことを意識する必要があります。
- 達成できたかどうかが明確にわかる物
- 達成の自信度が10段階中5くらい
- 70%の達成率で満足できるもの
まず、目標は達成できたかどうかが客観的にわかるものにする必要があります。
こうしないと、Key Resultsに何を設定したら良いかがわからなくなってしまうので。
次に、「達成の自信度が10段階中5くらい」の目標にしましょう。
これは、ある程度高い難易度を設定してやる気を高めるためです。
最後に、70%の結果でも満足できるものにしましょう。
元々のコンセプトが、高い難易度の目標を設定してやる気を高めるための手法なので、そのくらい高い目標にする必要があるという意味です。
ちょっと分かりづらいと思うので具体的例を出すと、TOEICで700点を取れれば最低限は満足だから、「TOEICで満点を取る」を目標にするといった感じです。
Key Results 成果の指標
次に成果の指標についてですが、こちらも意識するべきことが3つあります。
それは次の通り。
- 定量的
- 数は3つ前後
- Objectiveの達成に直接結びつく指標である
まず、こちらは定量的な目標を設定する必要があります。
つまりは、MACと同じように「測定可能」にする必要があるのです。
こうすることで、進捗管理が容易になります。
次に、数は3つ前後にすると良いです。
なぜなら、多すぎると何に集中したら良いかがわからなくなるからです。
最後に、目標の達成に直接結びつく指標にする必要があります。
つまりはTOEICを目標にしているのに、スピーキングの上達度を指標にしないようにしましょうということです。
この指標だと、目標に直接結びつかないので。
ここを間違えると、「せっかく達成したのに目標にあまり関係なかった」ということになってしまいますので気を付けましょう。
管理方法
最後に、このOKRの管理方法を説明してきます。
まず、定期的に目標までの進捗をスコアリングします。
ステップとしては、以下の通り。
- KRごとに達成度をスコアリング
- それらを合算してObjectivesに対するスコアを出す
例えば、「プログラマーに転職する」というObjectiveを設定し、
Key Resultsに
- 勉強を100時間する
- 履歴書を100社に送る
という指標を設定していた場合を考えてみます。
勉強を50時間しており、履歴書を50社に送ったという段階であれば、達成率は50%ということになります。
こうすることで目標までの進捗を超具体的を知れるので、修正点がわかりやすく、モチベーションも維持しやすくなります。
以上説明してきた手法が、OKRというフレームワークとなります。
超有名企業が導入していることから、それだけ効果が高い手法と言えます。
良いと思ったら、ぜひ取り入れてみましょう。
目標設定のフレームワーク3 KPIツリー
最後に紹介するのは、KPIツリーです。
KPIツリーとは、KGI(Key Goal Indicator: 重要目的達成指数)という大目標を構成する要素を一階層ずつ分解し、文字通りツリー型に可視化した図です。
この分解した要素の中から、KGIを達成するために重要とされる要素であるKPI(Key Performance Indicator: 重要業績評価指標)を特定することを目的としているため、KPIツリーと呼ばれています。
やり方としては、以下の通り。
- まずKGIとなる大目標を決める
- それを構成している要素を枝状に書き出す
- そして次にさらにそれを構成している要素を書き出していき、それを分解できなくなるまで分解していく
- 今足りて無い要素を特定する
- 効果が大きく手軽なものから対策していく
例えば、総売り上げをKGIとした時のKPIツリーは、以下のような画像になります。
そして、顧客単価、実店舗の客数、ECサイトの客数の中から、ボトルネックになっているものを選んで対策していけばOK。
この方法の良いところは主に2つあります。
1つ目は、目標としている指標を達成するためには何がすれば良いかが明確になることです。
2つ目は、ボトルネックとなっている物を明らかにすることができるので、目標を効率良く達成できるようになることです。
この方法は他に紹介したMACやOKRと組み合わせて中間目標を作ることができるので、そのような使い方がオススメです。
ぜひ、使ってみてください。
目標達成率を劇的に上げるオススメ目標設定フレームワーク3選 まとめ
今回は目標設定のフレームワークを3つ紹介しました。
最後に内容をまとめます。
フレームワーク1:MACの法則
MeasurableでActionableでCompetenceな目標を作るという手法
フレームワーク2:OKR
Googleでも採用されている目標設定のフレームワークで、ObjectivesとKey Resultsを明確にするという手法
フレームワーク3:KPIツリー
最大目標のKGIを決め、それを構成するKPIの要素をツリー状に書き出していく手法です。
これはどれも目標設定の役に立つ手法なので、ぜひ実際に使ってみてください。
その他の目標設定や計画の立て方についてはこの記事にまとめてあるのでどうぞ
おわり
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